下階の1〜2階を親世帯、2〜3階を子世帯で、スキップフロアの3階建てに構成している。住宅密集地の中で、空間に十分な採光と奥行きをつくる為に、各世帯とも1.5層分の高さを持つ吹抜け空間を中央に設け、この空間を中心に半階ずつスキップした部屋が面する構成とした。この空間を軸とし南北に空間が展開する事で奥行きがありながらも明るく伸びやかな空間が実現した。
*「住宅特集」2010年9月号掲載
担当 奥野公章/須崎貴行
構造 株式会社TIS & PARTNERS
川村大樹、猪田大介
工事 分離発注(渡辺富工務店
型枠/戸倉建設/材木/大河原木材
木製建具・家具/小泉木工所/他)
用途 長屋
所在地 東京都大田区
規模 混構造(鉄筋コンクリート造+木造)3階建
敷地面積 135.51㎡
建築面積 81.15㎡
延床面積 217.04㎡(1階 66.49㎡
2階 69.40㎡/3階 81.15㎡)
撮影 牛尾幹太
竣工年 2009年